人助けと自分助けの話
皆さんこんばんは。
皆さんも人助けしたことありますよね多分。電車で席を譲るとか重そうな荷物持ってあげるとか。えらいよみんな。
僕自身も自分で言うことではないのですが人助けは得意です。小さなことから命に関わる大きなことまで人助けをやったことがあります。別に自慢じゃないから勘違いしないでよね!(ツンデレ)
さて、人助けは出来るとして、「自分助け」はどうでしょうか。
僕のような悪辣非道のクズ野郎でも一応血の通った人間なのでしんどい時もよくあるのですが、その時自分に救いの手を差し伸べられているでしょうか。
例えばブラックバイトで酷使されて疲れた時とか、クソ客に当たって理不尽な扱いを受けて傷ついた時とか、 何か失敗をしてひどく落ち込んだ時とか。
他人が困っている時にはすっと差し伸べられる手も相手が自分だとどこか「必要な試練」のような気がしてしまう、あるいはこのくらい大丈夫だだろうとその手を引っ込めてしまうことありませんか?
僕自身これまで自分助けがとても苦手な人間でした。人助けにはなにかとエネルギーが必要になることが多いのですが、人助けに疲れて気持ちが不安定になることもありました。
しかしある時ふと気づいたのです。自分が自分をないがしろにしているから疲れるんじゃないかと。自分助けが出来ないと自己回復が出来なくなるのです。いわばマラソン中に自分で給水所を蹴飛ばして飲まず食わずで走り続けているようなものです。それではゴールする前に息切れもするしすっ転んでしまう。
自分助けには「サボり」が特効薬になります。ギチギチに詰め込まれたシフトをブッチしてみるとか、ダイエットしてるけど今日だけはハーゲンダッツ食うとか、節約してるけど今日はいい服買っちゃうとか。禁煙中だけどたばこすっちゃえとか。普段からサボってばかりはもちろん良くないし白い目で見られるけれどもたまには大丈夫。極端な選択肢しか思いつかない他人を前にしたら「ちょっと落ち着いて他の選択肢探せよ」って言えるのに自分が相手だと両極端な考えしかできないなんてこともよくある話です。
自分が辛い時に助けてくれる他人はこれ以上なく大切にするべきものだけども、いつでも頼れるわけではないし、頼ったらそれは依存であり相手への束縛になりうる。外食より自炊の方がコスパがいいように、助けてもらうのを待つより自分助けをする方がコスパがいいのだ。
最後に、疲れて苦しくて辛いと感じている人にお節介を焼いておこうと思う。
逃げるは恥だが役に立つんだぞ。なりふり構わず逃げろ。そして自分を甘やかせ。