oons0531のブログ

タバコ一本あればいい。

アニメレビュー : 『Just Because!』の話

こんばんは、高校生の青春群像劇大好き侍です。

 

今回は個人的上位かつ意外とマイナーなアニメをオススメしたいと思います。そりゃあ他にもたくさんオススメしたいアニメはあるのですが、Amazonプライムビデオのdアニメストアで復活してたのを知り、つい徹夜で全話視聴をしたため今回はこの作品の紹介になりました。

 

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今回の作品は『Just Because!』です。

これは2017年に放送されたオリジナルアニメであり、原作のあるアニメでは無いのが1つ目の特徴。2つ目はメインの声優さんに新人さんを多く起用してるってこと。3つ目はほぼ実績のない会社が作っているアニメだということ。

 

この3つの特徴だけだと「お前ほんとに大丈夫か、これオススメできんのか??」ってなるかと思うんですが、このアニメに関してそれは全く心配無用、まずはあらすじを読んでみてほしい。

 

湘南モノレールの通る場所、とある高校の3学期に1人の転校生がやってくる。中学の頃に引っ越していった主人公、瑛太は幼馴染の晴斗と再会し、クラスメイトである葉月に告白する勇気を出すための一打席勝負を仕掛けられる。同じく幼馴染の美緒が見守る中、場外ホームランでこの勝負は幕を閉じるが、このホームランから全ての物語が始まっていく。受験、就職、卒業を控えた高校生たちそれぞれの想いが交差する青春群像劇。

 

どうですか、観たくなりましたか。俺がここまで書く間に30分ほど考えに考えたんですよ。作品の良さをネタバレ抜きで言語化するのって結構難しいんですよね……

 

ここでもし興味を持ってくれた人がいるなら御の字なんですが、念のためもう一押ししていきますね。主に僕の好きな所を列挙する形で。

 

まず今高校三年生以上の年齢かつ大学受験を志したことのある人に関してはどのキャラクターにも移入できること間違いありません。舞台となる高校は進学する人と就職する人が半々くらいの中堅進学校って感じですかね。皆さんも経験があるかもしれませんが、推薦組が遊んでたりしてムカつく、みたいなのがあるんですよね。逆に就職する側としては進学という未来があることに嫉妬心を感じていたりと、「高校三年生」なりの悩みや雰囲気を思い出せる作品です。

あと皆さんも片想いしたことありますよね多分。クラスの気になる女子とかいましたよね!?中学からの片想いをなんとなく伝えられないとかありましたよね!?この作品のキャッチコピーは『あいつを好きな君の横顔が、たまらなく綺麗だったから――』。

これしんどい。マジで。作中通して全員が片想いの連続。心臓張り裂けそうなくらいのしんどさ。というかこれは真理なんですがね、「好きな人を見つめる時の人の顔」って本当に魅力的なんですよね……。この辺りの描き方がもうしんどすぎて無理(語彙力)

あと主人公はすんげえモブっぽい地味な顔なんですけど、「等身大の高校生」を追求してリアルを追い求めているからこそ、その地味さが心地いいというかしっくりくるんですよね。現代の「高校生」の教科書と言っても過言ではないと思います。気になる女の子を誘ってえのすい行ってLINE交換して舞い上がるとか、既読無視されて拗ねてたりとか、スタンプで会話するとことか、最高に「今」の感覚じゃないですか!?

あと派手な戦闘シーンとか動きのある描写が凄い!ってわけではないんですけどそのかわりキャラの心情表現とか気持ちを表す仕草とかがとにかく上手な作品です。

またキャラそれぞれもめっちゃ魅力的です。無愛想な転校生男子、おとなしい吹奏楽部女子、真面目系負けヒロイン、脳筋野球部男子、サバサバ系陸部女子、健気で真っ直ぐな性格で天真爛漫な行動で主人公たちを翻弄する激カワ写真部後輩(ワイの推し)とかとか。あと個人的に重視してるのが「キャラに感情移入できなくなるような突飛な行動をしない」って事なんですが、これも全く心配せず観ていられるのもデカいですね。某新◯誠作品のあるあるにみられる男主人公が突飛な行動して観る側が置いていかれる感じがめちゃくちゃ嫌いなんですよね。その話はまた今度。

 

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マジで可愛すぎる後輩、小宮恵那(CV.Lynn)

 

と、まぁこんな感じで列挙してきた訳ですがどうでしょうかね。彼らの恋を主軸にして物語は広がっていくのですが後半の怒涛の仕上げがまた素晴らしく、観ている側はそのスピード感からか最終回を観終えてからしばらく放心状態に陥ること間違いないです。というか僕がそうでした。

間違いなく2017年下半期最高傑作でした。マジで。単純に僕の受験期にモロ被りしてキャラ達と同時進行しながら受験を終えたということもありましたが完全に僕の青春の一コマとなってしまいました。

 

懐かしい青春の追体験、してみませんか?(建前)

 

 

 

 

お前もこの沼に落ちてストーリーのむず痒さに悶え死ね(本音)